論文を書こう!
- 参考文献を読んだら..
-書名(題名、雑誌名)
-著者名(編者、訳者)
-出版社
-発行年(巻号)を記録しておく。当然のこととして、レポートやレジュメには上記4点を明記しなければならない。また、自分自身のために
-所在(図書館なら請求番号)
なども忘れないようにすると良いでしょう。さらに、論文やレポートで引用するときに備え、「使える」箇所はコピーを取るなどして、掲載ページ数も含め、正確に記録しておいてください。
- 最も慎むべき行為は、剽窃(ひょうせつ)を疑われることである。どこが「自分の言葉」で、どこが「引用」かを明示する。
-「李下に冠を正さず」―他人の意見(本に書いてあったこと)と自分の考えは、形式上も明確に区別するように心がけること。 - 論文における参考文献の表記法
発表媒体(雑誌等)によって、多少の違いはあるものの、論文には基本的に一定の方法(書式)が定められている。たとえば、「麗澤大学経済学会懸賞論文執筆要領」によれば、そのルールは次のとおりである。-文中での文献等を参照する際には、 著者名と発行年を次のような要領で本文中にカッコ書きする。
–(単著の場合) …といわれている(Krugman[1996, p.63])。
–(2名の場合) …といわれている(Johnson and Kaplan[1987])、(津曲・松木[1972])
–(3名以上の場合) …といわれている(Ono et al.[2003])、(小野ほか[2003])
–(同時に複数文献を参照・引用する場合)
…といわれている(Cooper[1965];Young and Senior[1987]). → アルファベット順の著者名。
…といわれている(中西[1962];番場[1968];溝口[1981])。→ 50音順の著者名。
–(同一の著者の文献の複数引用の場合) …と主張する(Merchant[1968][1990][1995])、(速 水[1964][1980][1997]) → 出版年順。
–(特定の文章部分を参照・引用する場合) …である(Keynes[1936, p.49])、(王[1995a, pp.59-62]) → 著者名、発行年、ページを明記。
-文中で参照した文献等については、本文末に一括して掲載する。
-参考文献の掲載については、欧文和文を区別せず(欧文の部と和文の部に分け)、単著の場合には著者のアルファベット順、共著の場合には第一著者の姓によってアルファベット順とする。
-単行本については、著者名、発行年、表題、発行所をこの順で記し、書名を『 』書きする。
-欧文書については表題をイタリックにする。
-雑誌論文については、著者名、発行年、表題、雑誌名、巻号、ページをこの順で記し、表題を「 」、雑誌名を『 』書きする。
–欧文の雑誌名はイタリックにし、欧文、和文、単行本、雑誌論文を問わず、表題、書名、雑誌名等は省略しない。
-同一年度に同一著者による文献が複数存在する場合は、発行時の昇順で配列し、発行年にa、b、c…を付記する。(記載例)
Atokinson, A.A., Waterhouse, J.H. and Wells, R.B. (1997), A Stakeholder Approach to Strategic Performance Measurement, ”’Sloan Management Review”’, spring, 25-37.
Barou, Robert. J. (1996), ”’GETTING IT RIGHT”’, The MIT Press, (仁科和夫訳(1977)『経済学の正しい使用法』、日本経済新聞社)
Krugman, Paul (1996), ”’POP INTERNATIONALISM”’, The MIT Press, (山岡洋一訳(1997)『クルーグマンの良い経済学悪い経済学』、日本経済新聞社)
Wernerfelt, Birger (1984), A Resource-Based View of the Firm, ”’Strategic Management Journal”’, 5(2), 171-180.
今井賢一・小宮隆太郎編(1989)『日本の企業』、東京大学出版会。
浅沼万里(1997)『日本の企業組織 革新的適応のメカニズム』、東洋経済新報社。
津曲直躬(1985)『原価計算論講義』、中央経済社。
長谷川泰隆(2000)「内部過程のマッピング射程‐The Resource-Based View of the Firm からの概念整理‐」『会計』第157巻第6号、
68-82頁。
林昇一・高橋宏幸編集代表(2003)『戦略経営ハンドブック』、中央経済社。 - 基本的なルール
ついでに、論文の基本的なルールを書いておく。
-通しのページ番号を中央下部ないし右下部に付ける。
-本文は章節項などで構成し、‘1’、‘2.3’、‘4.5.6’のような見出し番号とタイトルを付ける。
-副詞、接続詞、連体詞、助詞は原則として平仮名、同音多義で誤読のおそれのあるものは漢字、送り仮名は活用語尾を送る。
-数字の書き方は、原則として、アラビア数字を用いる。
-成語・慣用語(句)・固有名詞、数量的意味のうすい表記は漢字とする。たとえば、‘一般的’、‘一部分’、‘第三者’などである。ただし、19世紀、第1四半期などは例外とする。
-ピリオド(.)、コンマ(,)は用いず、句点(。)と読点(、)を用いる。中グロ(・)は名詞並列の場合等に使う。欧文略字にはJ. M. Keynesのようにピリオドを用い、中グロは用いない。ただし、EC、IMF、OECDのようにピリオドを用いない表記が一般的な場合にはその慣例に従う。
-引用文は「 」を用い、“ ”(クォーテーションマーク)は欧文引用のみに用いる。 二重ヒッカケ『 』は、書名や重引用符に用いる。 述語および固有名詞の原綴りを書き入れるときは、パーレン( )の中に欧文を記す。必要に応じてキッコー〔 〕、ブラケット[ ]を用いてもよい。 ダッシュは挿入句などの場合、2倍のものを使う。 ハイフォン-またはダブル・ハイフォン=はシラビケーションのほか、複合語や外国固有名詞などに使う。
-リーダー … は中略を表す場合に使う。
-人名は原則として原語で表記する。ただし、広く知られているもの、また印字の困難なものについてはこの限りではない。
-本文中に注を付ける場合は脚注形式とし、ワードの挿入機能の脚注の「ページの最後」形式とする(自動的に通し番号が付けられる)。
-数字はアラビア数字で横書きし、三桁ごとにカンマ( , )を付ける。
-図および表(写真を含む)には、‘図1’、‘図2’、‘表1’、‘表2’のように通し番号を付ける。 - 論文以前の日本語
-主語、述語は何かを意識する。
–主語、述語の無い文章は無い。自分が書いている文に主語、述語が欠落していないか、を注意する。
-一つの文をあまり長くしない。
-受身の文をなるべく作らない。
-適宜、段落替えする。
–段落のはじめは一字下げる (..;
-「です・ます」調、「である」調を統一する。
–どちらでもかまわないが、混在させない。基本的には、「である」調の方が書きやすい。
-指示語を多用しない。
–この、あの、その、このように、といった言葉は曖昧なので、なるべく使わないよう心がける。
-口語を使わない。
–「それじゃ」「ダントツ」「そうなると」...
-同じ言葉を近い場所で何度も使わない。
–もし、何度も使う必要がある場合には、使い方を工夫する。
-「…が、」を多用しない。
–2つの文章に分けて、(リズムが悪ければ)「しかし」や「そして」でつなぐことはできませんか? - 大学生と留学生のための論文ワークブック
著者/訳者:浜田 麻里
出版社:くろしお出版( 1997-04 )
定価:¥ 2,625
Amazon価格:¥ 2,625
単行本 ( 187 ページ )
ISBN-10 : 4874241271
ISBN-13 : 9784874241271
-土井ゼミ生の必読書
–通常、3年生の春休み時に、課題として全員が修了していることを前提にゼミは進みます。



