今年も情報系ゼミ合同で卒論発表会を行います。
Posted on 2008年1月15日 by info
林・大塚・牧野・土井研究室共催の国際経済学部情報系ゼミ合同卒論発表会を今年も行います。早いもので、今年で7回目になります。
- 日時 2008年2月1日(金) 12:50-18:10(12:10開場)
- 場所 1号棟3階1304教室
土井ゼミからも2名が参加します。
詳しくは、続きから
*第7回 国際経済学部情報系ゼミ合同卒論発表会
日時 2008年2月1日(金) 12:50-18:10(12:10開場)
場所 1号棟3階1304教室
主催 林研究室・大塚研究室・牧野研究室・土井研究室
**プログラム
□ 開会挨拶[12:50-13:00]
***第1部 ネットワークの構築と運用技術 [13:00-14:30]
[1] ネットワーク提供システムとその運用方式の検討
-岩島祥晃(牧野ゼミ)
[2] 柏市教育用イントラネット「はやて」におけるネットワークの総合監視ツールの開発
-遠藤 啓介(大塚ゼミ)
[3] オープンソースソフトウェアを用いた統合監視システムの構築
-若山譲太郎(牧野ゼミ)
□ 休憩[14:30-14:40] (10分)
***第2部 アプリケーション開発 [14:40-15:40]
[4] 電子メールで投稿するBlogシステム「PLOG」の構築
-黄 炎晟(大塚ゼミ)
[5] Web2.0的サービスの構築と運用
-永井邦治(林ゼミ)
□ 休憩[15:40-16:00](20分)
***第3部 教育とネットワークの応用 [16:00-17:30]
[6] 中学校のキャリア教育
-二瓶優希(土井ゼミ)
[7] Google Mapを用いた地図情報とその有用性
-伊藤文浩(林ゼミ)
[8] 不動産流通業におけるインターネットの活用
-長嶋佑佳(土井ゼミ)
□ 総評・記念撮影17:30-18:00
■ 懇親会
**発表概要
***[1] 岩島祥晃
-所属:牧野ゼミ
-論題:ネットワーク提供システムとその運用方式の検討
-分野:ネットワーク提供システム,ユーザ支援,LAN利用環境,LAN敷設,無線LANセキュリティ,ユーザ認証ゲートウェイ,アカウント配布<br />
-論文概要:講演会や研究会などにおいてユーザにネットワーク利用環境を提供することがある。これに対応するシステムとして、過去にTuka-L、Tuka-eTAと呼ばれるネットワーク提供システムが開発されてきた。これらは、オープンスペースにおいて一時的なネットワーク利用環境を構築する場合に用いる。また、現場での労力を低減しながら、安全で利便性の高い利用環境を簡便に提供することを目的として改良が加えられてきたシステムである。さらに、アカウント発行に関わる諸問題に対応することを目的として、携帯電話を用いてアカウントの申請と発行を行うアカウント配布システムも開発され機能追加が行われている。
本研究では、過去に開発された各システムの見直しを行い、現在の利用状況に即したネットワーク利用環境提供システムとその運用方式について検討した。例えば、システム構成の再考、無線LAN のセキュリティ強化、アカウント配布方式の再検討などである。これらを通してシステム全体の向上を図る。
***[2] 遠藤 啓介
-所属:大塚ゼミ
-論題:柏市教育用イントラネット「はやて」におけるネットワークの総合監視ツールの開発
-分野:RRDtool,柏市教育委員会,はやて,MRTG,L3-SW,Netperf,ANNEX2,Google Map
-論文概要:千葉県柏市では、柏市教育委員会によって広域Ethernetサービスを用いた教育用イントラネット(通称「はやて」)の運用が行われている。柏市の教育用ネットワークは市内のデータセンタで管理されており、データセンタ内の基幹ルータと各学校に置かれるLayer3スイッチングハブを介して校内LANと接続されている。現在、各学校のトラフィックは、大塚香織先輩によって2004年に開発された「ポート単位のトラフィック測定システム(Pinga)」で監視が行われている。これは、MRTG(Multi Router Traffic rapher)を用いてグラフ化され、記録されているものである。しかし、柏市教育委員会から「はやて」においてより詳細なトラフィックの変動やプロトコル別の利用率、アクセス回線の速度を把握できるツールが欲しいという要望が高まってきた。
そこでこれらの要望をふまえ、本システムではRRDtool(Round Robin Database tool)を用いたツール群を開発した。本システムの主な機能は、(1)トラフィックの測定(2)プロトコル別の利用率の測定 (3) アクセス回線の速度の測定 (4)Google Mapを用いたクリッカブルマップの開発、の4つである。<br />
データセンタに設置したサーバでは(1)と(2)の機能が、また柏市の各学校に設置されている「ネットワーク監視システム(ANNEX2)」では(1)から(3)の機能が稼動している。また、分散稼動している各サーバの情報を(4)の地図情報表示機能を用いて集約することにより、学校毎のネットワークの状態と位置を把握が容易にできるようにした。
本報告では、本研究で開発した上記の機能を備えたネットワークの総合監視ツール群(Pingo)について報告する。
***[3] 若山譲太郎
-所属:牧野ゼミ
-論題:オープンソースソフトウェアを用いた統合監視システムの構築
-分野:統合監視システム,Hobbit,サーバ監視,ネットワーク監視,システム運用管理,オープンソース
-論文概要:今日の情報化社会では使用する情報システムが正常稼動することがより一層 重要になっている。最近では、Web サーバ、メールサーバというようにサーバは機能ごとに分化しており、複数のサーバが分散配置されることが多い。サーバの障害には様々な種類がある。障害が発生した場合には、疎通確認、ログの確認、プロセスの稼働状況など、原因究明のために多くのチェックを行わねばならない。複数台のサーバを運用している場合には、個々のサーバに対してこれらの処理を行わねばならず、管理する場合の労力は大きい。復旧までの時間を短縮するためには、障害検知や障害箇所の特定などを一元的に統合監視できる仕組みがあると便利である。企業などではサーバやネットワークの管理運用をアウトソーシングしたり、アプライアンス機器を導入したりすることもあるが、費用の問題などから導入が難しい場合も多い。この問題に対して、近年、サーバ監視やネットワーク監視を行うオープンソースソフトウェアが登場している。それらの中からHobbitと呼ばれる統合監視システムに注目した。本研究では、Hobbit の機能について概要するとともに、Hobbitを用いたPC-UNIX による統合監視システムを構築し、実際に稼動するいくつかのサーバの監視を行うことで、その有効性について検証を行う。
***[4] 黄 炎晟
-所属:大塚ゼミ
-論題:電子メールで投稿するBlogシステム「PLOG」の構築
-分野:ブログ,携帯電話,メール投稿,柏市教育委員会,はやて
-論文概要:千葉県柏市教育委員会では2006年度から教育研究所にブログサーバを導入し、学校ごとのブログページを提供している。これはMovableType というブログツールを用いて、学校毎のWebページをブログ形式で提供するものである。現在、市内の小中学校61校中13校がこのサービスを利用している。しかし、これまで学校の Webページ管理者から多くの要望が寄せられている。その中に、携帯電話やパソコンなどのメールからの投稿や、携帯電話から閲覧したいというものがある。本研究では、この要望を満足するためにメールによる記事掲載を可能とすることを目的とした。これを実現するために、これまで利用してきたブログサーバに、メールの送受信システムを導入した。さらに、MovableType のPerl APIを用いて、メールでの記事の投稿や削除を可能にした。また、携帯電話のブラウザにも対応するモバイルバージョンも開発し、ブログをどこからでも参照可能にするシステムとした。これにより、学校の先生が修学旅行などの出先から、パソコンがない条件でもリアルタイムでブログに記事を書くことや、読むことが可能になった。本論文では、電子メールで投稿するBlogシステムの開発と運用について述べる。
***[5] 永井邦治
-所属:林ゼミ
-論題:Web2.0的サービスの構築と運用
-分野:Web2.0,WebサービスAPI,マッシュアップ
-論文概要:”Web2.0″という言葉、コンセプトはティム・オライリーらにより提唱され、日本国内の書籍やブログでも数多く取り上げられるようになり、認知度も上がってきている。Wb2.0では、Webというビジネス的要素や技術的要素を議論の対象とし、Webの今後の方向性を導き出そうとしている。よって、Web2.0の全体像を整理し本質を知るということは、すべてのWeb利用者にとって有益である。本研究では、Web2.0の本質と従来のWebからの変化を捉え、インターネットサービスを作るためにはどんなことを考えなくてはならないのかについて考察する。その上で、Web2.0的サービスを作成し利便性を検証する。
***[6] 二瓶優希
-所属:土井ゼミ
-論題:中学校のキャリア教育
-分野:教育,中学生,職業観
-論文概要:ニートやフリーター、早期離職の増加など、社会問題化する若者の就労問題
を受け、小・中・高等学校では、児童生徒一人ひとりの職業観・勤労観を育て、生きる力を育む教育、すなわち「キャリア教育」の重要性が多く語られるようになった。中でも、村上龍著『13歳のハローワーク』(2003年)が大きな反響をもたらしたように、キャリア教育は、時期的に中学生において最も大きな意味を持つのではないかと考えられる。
いま、教育の現場では、ゆとり教育や週休2日制による授業時間数の減少、基礎学力の低下懸念、教員免許の更新制度化、そしてモンスターペアレントの出現といったさまざまな問題を抱えている。本研究では、こうした、理想と現実のはざまで揺れる中学校において、より実効性の高いキャリア教育を行うにはどうすればよいのか。実例を通して検証ならびに考察を行う。
***[7] 伊藤文浩
-所属:林ゼミ
-論題:Google Mapを用いた地図情報とその有用性
-分野:Google Map,Google Map API,Ajax,JavaScript,GPS
-論文概要:近年、インターネットは急速な発展とともに、その上で使える様々なアプリケーションが登場している。地図情報もその一つである。本研究では、地図情報を扱うアプリケーションとしてGoogle Mapsに注目した。Google Mapsの最大の特徴は、Ajaxと呼ばれる技術を活用して「マウスドラッグでスクロールできる地図」をブラウザ上に実現したことである。処理の背景では、従来の地図サービス同様に、CGIによってサーバーとやりとりを行っているが、ブラウザ上で動作するプログラミング言語JavaScriptを使うことで、利用者の視点からはサーバーとの通信待ちを意識せずに、スムーズに地図の隣の領域をスクロールして見られるようになった。一方、GPSを使った位置情報送信端末機能がある。GPS(Global Positioning System,汎地球測位システム)は、人工衛星からの電波を受信して緯度経度を測定し、現在位置の地図上に表示するシステムである。GPSとGoogle Mapsを連携することができれば、地図上に自分の位置を表示することや、移動した場合の動きをリアルタイムに表示できるのではないかと考えた。本研究では、Google Maps APIを用いたオリジナルな地図を作成し、どのような機能が実現できるかについて検討するとともに、GPS機能と連携させたときの実用性について検討する。
***[8] 長嶋佑佳
-所属:土井ゼミ
-論題:不動産流通業におけるインターネットの活用
-分野:不動産取引,マーケティング,インターネット,顧客満足
-論文概要:土地や住宅・事務所等、不動産の売買や賃貸借契約の仲介(代理、媒介を含む)を行う不動産流通業のマーケティングにおいては、折込チラシや情報誌への広告掲載、そして市街地における店舗網の整備といった伝統的な手法が一般的に行われてきた。インターネットの利用は、広報的、会社紹介的なホームページの域に止まり、Web 掲載の物件情報は、古く、かつ質的・量的にも不十分なものであった。
近年、不動産流通業においても、物件情報データベースにリンクし、リアルタイムで検索等が可能なWeb サイトの活用例がみられるようになってきた。そもそも、不動産売買取引においては、物件情報を指定不動産流通機構へ登録することが義務づけられている。情報のバックボーンとしてのデータは確保されているといえる。では、競争優位獲得の鍵は、情報量や更新の頻度、検索の容易さといったものだけなのだろうか。
本研究では、インターネット時代におけるデータの有効活用と顧客満足の観点から、不動産流通業者のインターネットの活用戦略について検討・考察する。



