essay

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  • Short Message

『君の可能性、こう生かせ』

ベートーヴェンは(たぶん)髪を掻きむしりながら、「苦悩を通して歓喜を」と叫び、音楽の道を、そして人生を究めんとしたわけですけど、それ は、ロマンあふれる時代の話であって、現代は、残念ながらもっと即物的になっています。「楽聖(がくせい)」ではなく「学生」であるみなさんは、さして苦 悩することなく(その代わり真に歓喜することもなく)卒業し、社会に出ていくことでしょう。
良い会社に就職すること、あるいは卒業すること自体が目的なら、大学の授業は退屈に感じるかもしれません。僕も、学生時代、居眠りや内職、それにずいぶん とさぼった覚えがあります。しかし、とことん退屈だけれど、それを補ってあまりあるくらい密度の濃い価値あるものが、ここ(麗澤大学)にはごろごろ転がっ ています。願わくは学問の愉しみを、「密度の濃い退屈さ」の中から見出してください。僕は、その手助けがちょっとでもできればと思っています。


『卒業アルバム』へ

2004年

2005年
僕が教員になって、はじめて受け持ったクラスにいたのがMさんです。結局、最後まで一緒でしたね。ともに成長し、そして追い越されていく、そんな思いでいっぱいです。今度はあなたが子供たちを教え、そして育てていく番ですね。ゼミ生一同期待しています。

2006年
卒業おめでとう! Kさんは、蝶番(ヒンジ)のような存在でしたね。長らくゼミを支えてくれてありがとう。これからも、ケータイのように、折りたたみ、回転、回転2軸...と、どんどん進化していってくれることを期待しています。

2007年
三人寄れば文殊の智恵、チャーリーズ・エンジェルばりの最強の三人娘。
毛利元就の三本の矢のように、長らくゼミを支えてもらってありがとう。
決してべったり三人組ではなく、三者三様、三人上戸。三原色のように、いろいろな光を見せてもらいました。
卒業おめでとさん―土井ゼミ三代目のかしまし娘三人官女に。

2008年
200年、僕が麗大に来て年にして過去最高の人ものゼミ生が巣立つことになりました。よくいっしょにご()飯をたべた年間でしたね。僕にとって、みなさんは、家族、地球に次いでこの世で番目に大切な存在でした。おつきあい本当にありがとう。
ゲーテは、人生はすべて次のつから成り立っていると言います。「したいけど、できない。できるけど、したくない」。世界につだけの花であるみなさんの、可能性は無限大()です。

2009年
ときどき思い出してね。ときどきでいいから。


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